2005年08月17日

146:和牛輸入再開復旧12時間休暇終了

第146回

1)世界
アメリカが9月後半にも和牛輸入を再開する意向だそうです。
昨日ここでも取り上げたアメリカのBSE対策の杜撰さの判明も相まって、
発表時期・内容ともあまりにもタイミングが良くみえます。
米国産牛輸入再開圧力の一つの手段とさえ思えてきます。
実際その面が全くないと言えばウソでしょう。

ただ、日米間でBSE対策の対象範囲・精度とも差がありすぎます。
アメリカの狭い範囲・低い精度の対策を他国の牛の輸入再開表明ですり替え、
日本が採っている至極まっとうな態度を悪く見せようとしているのでしょう。

二枚舌を使ってでも、他国に危ない牛を押しつけてでも、
アメリカ国内だけは守りたいことの表れでしょう。

アメリカ産牛の不買運動が必要になってくるかもしれません。
日本国内で「輸入を再開せよ」などとのたまう勢力もアメリカと同罪です。

2)日本
昨日の地震で、東北新幹線は全面復旧に12時間半かかったそうです。

JR東日本内規では、独自に設置する地震計の数値が
120ガルを超えれは線路上の「徒歩点検」が、
300ガルを超えれば、徒歩点検+橋脚などの「構造物点検」
義務づけられているそうです。

それぞれ延長270q、160qにもなったそうで、点検員100人を動員して
迅速な復旧を目指したものの、どうしても長時間になったようです。

これを「遅い/早くできなかったのか/怠慢」などというのは簡単です。
「Uターンラッシュ時なのに何とかならなかったのか」というのも自分勝手です。
しかし点検員は、乗客乗員の安全のために、必死になって作業を行っています。

もしここで手を抜いて早期復旧し、事故が起こればそれは批判すべきです。
その場合でも、100%点検の怠慢かと言えばそうではないでしょうが。
客やマスコミの速さばかりを良しとした圧力も一因でしょう。
JR福知山線事故の前と後で手のひらを返したのも利用者であり、マスコミでありました。

「時間がかかるのは、自分たちが安全に旅できるためにがんばってくれている」
くらいの寛容な(これを寛容と言うこともおかしいですが)気持ちが必要です。

※「ガル:加速度の単位(p/sec2)。地震の揺れの強さを数値として表したもの。
     静止物を10秒で時速360qにする加速度を1000ガルという」そうです。

3)身の回り
今日から通常活動に戻った人と、今日まで休みの人がほとんどでしょう。
私は夏休みはまだまだ先の話ですが。

ま、あと2日ないし3日。本格的な活動再開には至らない人も多いでしょう。
ゆっくり体を慣らして、来週からはシャキッとがんばりませう。

ではでは
posted by いなちゃん at 18:09 | 香川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の私感2005 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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