1)世界
広島への原爆投下から60年が経ちました。
しかし、アメリカでは依然原爆投下擁護論が大勢を占めています。
B29−エノラ・ゲイを展示したスミソニアン博物館を訪れた退役軍人などは、
「トルーマンの投下指示がなかったら、米国人死者が増えたことを考えろ」
と発言しています。
…どうもアメリカ人は、自国民が死ななければ他は知ったこっちゃないようですね。
それは、60年経った今でも何ら変わってません。イラク然り、アフガン然り。
軍事に関係ない一般国民を何万人と血祭りにあげておきながらなにもせず、
一方で一人の米軍人が死ねば、それはもう手厚く手厚く葬ります。
結局はアメリカ人以外は粛正しているのと変わりありません。
こんな国が夜警国家よろしく世界中を取り締まっていますから、
我々が考えるよりも遙かに早く、人類滅亡はおとずれそうですね。
2)日本
一方、日本では、夏の甲子園が今日開幕しました。
で、広島代表・高陽東高校が開会式前の各県代表選手に広島原爆の黙祷を
依頼しようとしたのを、高野連職員が制止したとのこと。
「原爆投下は広島だけのこと」と公式に釈明しています。
何を考えているのでしょうか?
太平洋戦争って、アメリカ対広島だったのですか?そうじゃないでしょうが。
確かに、6日に黙祷したら9日はどうなるのか?とか、
15日にも黙祷しているからいいではないか?との議論もあるでしょう。
しかし、これは何より高陽東の生徒が純粋に言い出したこと。
政治家が票目当てに心にもない事を要求したのとは訳が違います。
それを事務的に踏みにじった高野連に、教育を語る資格などないですね。
3)身の回り
ホント、地獄の暑さですねえ。
こんな中、甲子園で野球をされるのですから、おみそれいたします。
ちょっと本屋に行く往復20分弱の距離を歩くだけで、汗ダラダラになりました。
途中でジュースを買っても、きんきんに冷えていたのが5分くらいで生ぬるく…。
今日は週1日の酒の日…美味しく飲めそうです。
ではでは



おっしゃるとおり,高陽東高校の生徒は,政治目的とか野球で有利に戦おうという下心ではなく,純粋に「広島のことをみんなに知ってほしい」という思いからの今回のことを考えて実行に移したのだと思います。
これを受け入れられない(または受け入れられない理由をちゃんと説明しない)大人達の度量の小ささに辟易としますね。
どうも高野連は「言ってない」とのことで、
それを最初に記事にした毎日も抗議を受けて引っ込めたようです。
ただ、高野連だけが抗議したのならともかく、高野連に沿った
補足記事を主催である朝日新聞が書いたところをみると、
言質に「広島だけ」がとれる発言をしたのは明らかです。
毎日は高陽東ナインにインタビューして「がっかりした」との
発言をとっていますから、どっちがどうかは言わずもがなですね。
開会式で黙祷したいって言う高校生の純粋な気持ちを踏みにじった行為に変わりはありませんね!
そうだと思います。
ナインの心を読めば、あんな行動はとれなかったはずですから。
同意見です!!!
欧米人(あえてヨーロッパ人も含めてみる)は、人類とは欧米人で、それ以外は人間の範疇に入れてないと思います。
彼らがなんと言い訳しようと、行動は、そうとしか思えないことばかり。
アメリカ人も、大陸原住民の大虐殺以降、思考は全然変わってないってことです。ふう。
これはキリスト教と仏教の考え方の差かもしれません。
仏教は、
「宗論はどちらが負けても釈迦の恥」と川柳に詠まれています。
一方キリスト教はこの川柳になぞらえて
「宗論でどちらが勝っても主の栄光」と言われるそうです。
(細かな文言間違ってるかもしれませんが、
意味は合ってると言うことで捉えてください)
この宗教観の差が、イラクでもアフガンでも、
さらには今回のロンドンテロでもみられるように、
自国の主観を押しつける根底にあるのではないでしょうか?