原子力規制委が設置(あるいは自治体設置のものを監視)している
空間線量計(所謂「モニタリングポスト)があります。
「放射線モニタリング情報共有・公表システム」
(「原子力規制委員会HP」よりリンク)
香川県だと4箇所ほどですが、原発所在地付近には多くあり
(四国だと、愛媛県には伊方原発周辺を中心に90箇所近くある)、
福島第一原発の事故が起きた福島県には、無数と言っていいほどあります。
おいらの住む場所からだと、細かな場所
(屋上なのか地面なのか)までは知りませんが、
10キロほど離れた場所にある香川県の合同庁舎に設置されています。
そこのは、いつも他の県内設置地点より
0.01-0.02μSv/h(毎時マイクロシーベルト)ほど高い
0.07μSv/h前後を示している場合が多いのですが、
雨が降ると、更に0.01μSv/hほど上がります。
で、昨日の夕方から今(2023年11月18日午前09時45分)まで
ほぼ止むことなく降ってて、うちの水源になってる香川県のダム周辺だと、
この時期としては珍しい、累計50ミリを超える雨になってます。
…話を戻して、直近にあるモニタリングポスト。
0.1μSv/hを超えています…ここまで上昇しているのを見るのは初めてかも。
ちょいと調べてみると…フクイチ事故以前から自然界に常時存在する
放射性物質(主にラドン&ラドン生成物質)が、雨により地上近くに集まってくるので、
線量上昇が見られる…とのことでした。
「QA2-29 雨の日に一時的に空間線量率が高くなるのは、なぜですか。」
(「環境省HP」よりリンク)
ただそれらの場合、半減期が短いものが多いそうなので、
当然のことながら人体には全く影響のない範囲ですし、
いちいち気にする必要もないんですけどね。
たぶん、放射線を勉強されている方、東日本大震災で被災、
特に原発事故の影響で避難(後に移住)を余儀なくされた方にとっては、
今となっては知ってて当たり前の情報かもしれませんが、
そうじゃない地域の人間から見ると、
晴れか雨かで線量が1.5倍近く変わってくるので、
なんだか気になって調べてしまいました。
ではでは。