2023年11月18日

6537:雨が降ると空間線量が上がる。

おいらの住む香川県含め、全国47都道府県に、
原子力規制委が設置(あるいは自治体設置のものを監視)している
空間線量計(所謂「モニタリングポスト)があります。

「放射線モニタリング情報共有・公表システム」
「原子力規制委員会HP」よりリンク)

香川県だと4箇所ほどですが、原発所在地付近には多くあり
(四国だと、愛媛県には伊方原発周辺を中心に90箇所近くある)、
福島第一原発の事故が起きた福島県には、無数と言っていいほどあります。

おいらの住む場所からだと、細かな場所
(屋上なのか地面なのか)までは知りませんが、
10キロほど離れた場所にある香川県の合同庁舎に設置されています。

そこのは、いつも他の県内設置地点より
0.01-0.02μSv/h(毎時マイクロシーベルト)ほど高い
0.07μSv/h前後を示している場合が多いのですが、
雨が降ると、更に0.01μSv/hほど上がります。


で、昨日の夕方から今(2023年11月18日午前09時45分)まで
ほぼ止むことなく降ってて、うちの水源になってる香川県のダム周辺だと、
この時期としては珍しい、累計50ミリを超える雨になってます。


…話を戻して、直近にあるモニタリングポスト。
0.1μSv/hを超えています…ここまで上昇しているのを見るのは初めてかも。


ちょいと調べてみると…フクイチ事故以前から自然界に常時存在する
放射性物質(主にラドン&ラドン生成物質)が、雨により地上近くに集まってくるので、
線量上昇が見られる…とのことでした。


「QA2-29 雨の日に一時的に空間線量率が高くなるのは、なぜですか。」

「環境省HP」よりリンク)


ただそれらの場合、半減期が短いものが多いそうなので、
当然のことながら人体には全く影響のない範囲ですし、
いちいち気にする必要もないんですけどね。


たぶん、放射線を勉強されている方、東日本大震災で被災、
特に原発事故の影響で避難(後に移住)を余儀なくされた方にとっては、
今となっては知ってて当たり前の情報かもしれませんが、
そうじゃない地域の人間から見ると、
晴れか雨かで線量が1.5倍近く変わってくるので、
なんだか気になって調べてしまいました。


ではでは。
posted by いなちゃん at 09:59 | 香川 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の私感2023 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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