2023年08月31日

6458:そごう池袋本店スト決行

勿論、「労働三権」として認められている行動ですので、
それ自体を批判することは出来ません。

が…
 
21世紀もあと1年半ほどで四半世紀になる今、
「デパート」「百貨店」という店舗形態自体が、
時代にそぐわなくなってきているのかも。


おいらの地元・香川県には、三越松店があります。今も健在です。
かつては…おいらの世代ではなかったですが、少し上の世代では
小学生の遠足の先が三越松店…って時代もあったようです。

おいらが子供の頃の話だと、JR(おいらの場合は高徳線)に乗って
高松駅か栗林(りつりん)駅で降り、そこから徒歩で
三越松店と、その近辺にあるアーケード街に行って
買い物したりゲーセンで遊んだりしたあと、降りた駅に戻るか、
もう一方の駅(高松で降りたなら栗林、栗林で降りたなら高松)で
乗車し帰路につくのが、長期休みの一大イベントだったものです。


また、もう一つの路線…ことでん(高松琴平電鉄…最近不名誉な話題で
全国ニュースにもなりましたが)瓦町駅は、元々は駅舎だけだったんですが、
20世紀末に再開発で大きな商業施設も入居する駅ビルになりました。
そこには最初そごうが入ってましたが、あまり長続きはせず閉店、
後継に岡山の「天満屋」が入ったもののそれも撤退して、
今は「瓦町FLAG」という、鉄道駅兼巨大テナントモールになってます。


隣県にも、徳島そごうや高知西武(とでん西武…とでんは土佐電鉄の略称)など、
歴史ある百貨店がありましたが、それも閉店。
有名なので残ってるのは、前述した三越松店以外だと、
愛媛の「いよてつ高島屋」(元そごう…いよてつは「伊予鉄道」の略)、
「松山三越」、高知の「高知大丸」、徳島の「小松島大丸百貨店」
(こちらは高知大丸など全国規模の大丸とは無関係)
くらいなのかなあ(おいらが知らないだけで、もっとあるかもしれません)。


田舎だと、どうしても車移動が主になります。
そうなってくると、鉄道やバスが隆盛を誇った時代の百貨店というのは、
どうしても周辺道路が狭かったり旧道沿いだったりしますので、
再開発されない限り(されても)、昔の街並みが残っていたり、
駐車場が分かりにくかったりコインパーキングが遠かったりと、
意外と利用しにくいです。

一方、広い駐車場を持つ郊外スーパーでも、その時期になると
お贈答フェアやってたりしますから、どうしてもそっちに行っちゃいますよね…。


年配の方を中心に、また高松三越のように
戦前から同じ場所にあるようなお店だと特にそうですが
今でも「ステータスシンボル」ではあります…おいらの伯父(80代)でも
「お中元お歳暮は絶対高松三越で買う」ようです。

が、あと半世紀もすれば、そういう世代は今以上に減ってしまいますから、
そうならないうちに、売り方の構造を変えるか、再建を諦めるか…。


こういうのも、ここ何十年と言われている話ですが、
いざ中に入ると、プライドとか伝統が邪魔をして、難しいのかなあ…。


ではでは。
posted by いなちゃん at 19:00 | 香川 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の私感2023 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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