ヤフーコメントなどを見ていると、
「機体の破壊状況からみて、不時着ではなく墜落」
という旨の書き込みをしている方が
多々居らっしゃいますが、実はそうではないそうで。
飛行機など空を飛ぶ乗り物に関しては、
万が一のために「不時着陸地点」というものを設定しているとか
(↑これが正式名称かどうか分かりませんが、検索すればかなりの数がヒットします)
(↑そもそも「不時着」というのは「不時着陸」の略語だそうです)。
で、例えば故障や燃料切れなどで正規の空港に到着できなくなったときに、
繁華街や住宅地につっこんでの「巻き込まれ被害」を少しでも減らすような
操縦が最低限出来、設定している不時着陸地点に到達することが出来れば、
無傷で着陸できようが大破してしまおうが「不時着」なんだそうで。
故に、「日航ジャンボ機123便事故」は、
機長はじめとしたクルーがなんとかどうにか
御巣鷹の尾根まで引っ張った(市街地を避けた)という観点から、
「墜落ではなく不時着」という人もいるそうです。
逆に「羽田沖の逆噴射事故」なんかは、
普通に操縦していれば全く以て問題のなかったのに、
機長が正常な操縦を意図的に拒否した
(それが精神的な病なのか、意識しての故意なのかは関係ない)
という意味では、機体が操縦不能に陥ってますので
(副操縦士らは機長を拘束するなど、機体維持に相当頑張られたようですが)
明確に墜落といえるものなのでしょう。
航空機事故というものは、どうしても規模が大きくなりがちで、
かつ映像の派手さ+言葉のショッキングさもあって
「墜落」と思われがち・いわれがちですが、
今回の事故に限らず、被害状況とは別に
航行状況を究明する必要があるかもしれないですね。
ではでは。