2016年02月29日

3960:皆まで言わんけど。

故障時にちゃんと止まるからこそ

「安全基準に則って機械が動作した」

訳で。

 
「事前に止まること自体を安全じゃない」としたら、
それを隠蔽しようと、漏れようが爆発しようが
機械はぐるぐる動くように設計されかねないわけで。

自動車のリコールを批判する向きがあるのと同じ。
リコールってのは、車検時に

「あの部品、前回の交換から
◯◯万キロ走った(あるいは◯年経った)から
予防安全で変えておきましょう」

に似たところがあって、

「部品の設計・製造ミスで、
現状では特段の不具合は出てないけど、
出てからでは遅いから対処しましょ」

な訳で。

原発の場合は、軽微な故障・不具合を以て自動的に止まる訳ですが、
その時点で止まるから、大ごとになることは少ないわけで。

もちろん、スリーマイル〜チェルノブイリ〜福島第一…と、
一回の事故が多大な影響を与えるんですが、
あくまでも(福島第一の場合は特に)想定外の外的要因が主因。

それにも対処するために、

「世界一厳しいヒヤリハット対応」

を規制委が求めるわけで。
それは、ハード面の整備だったり、人材教育だったり多岐にわたるわけで。

そこを一切見ずに「トマッタートマッター」と喚くだけでは、
原発に限らず、何でも「木を見て森を見ず」になる。

またたとえ話になるけど、大学入試時の英語ヒヤリング機器の故障。
あれにしても、単なる「機械の故障率」から見れば
数十万台のうち数百台ってのは、むしろ「とても故障の少ない機械」の部類に入る。

さらには、例えば受験前に
「機械を確認して故障と思われれば試験官に言ってください」
の時まで正常でも、受験生が実際に試験で
ヒアリングした瞬間に壊れた可能性だってある。

そういうのを見ないで「機械がボロ」とか何とか言うのは、本末転倒。

100%壊れない機械なんて無理なんだから、
壊れたときに如何なる対応をし、ノウハウを集めて次に生かすか…
そういうことをせずにやっていると、
技術立国・日本はホントに立ちゆかなくなりますよ。


ではでは。
posted by いなちゃん at 17:04 | 香川 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の私感2016 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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