2012年12月31日

2833:讀賣新聞「2012年読者が選ぶ海外10大ニュース」に一言ずつ

第2833回。今日は…毎年最後の二日はこれ…昨日の日本編に続いて、


・讀賣新聞『2012年 読者が選んだ10大ニュース』に一言ずつ。
今日は〔海外編〕を…。
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元記事はこちら → 「2012年読者が選ぶ10大ニュース(海外編)」


1位:米大統領選でオバマ氏が再選
(得票率93.54% / 得票数5,500)

こっちの民主党も、日本の民主党とそう大差ないような気がしますし、
この人も大統領に就任した時のような勢いは一切なくなったわけで。
それが証拠に、日本の衆議院にあたる下院選で、米民主党は負けたわけで。

結局のところ、日本の衆院選がそうだったように、
今回の大統領選は「消去法」だったんでしょうねえ。



2位:中国共産党総書記に習近平氏
(得票率71.65% / 得票数4,213)

誰がなっても対日観は一緒…いちいち論評するに値しません。
だからこそ、こっちは毅然と行かなければならないわけで。
ところが、そういう姿勢の人(政治家に限らず)を批判する日本マスコミ…ホント売国ですよね。



3位:金正恩氏が朝鮮労働党第1書記に
(得票率70.46% / 得票数4,143)

おじいちゃん(金日成)には意思があった。
お父ちゃん(金正日)は軍に動かされた。
三代目(金正恩)は…自分も軍も動かず…といった感じでしょうか。

おいらは、日本の政治家に向けられる「世襲制批判」は大嫌いなんですが
世襲議員でなくともバカでスカタンが湧いてくるのは、民主党が証明しましたから笑)、
こういう「だんだんバカになる」世襲が、そういう批判の論拠なんでしょうね。

政治の内容は…是非の評価するに値しない状況であります。



4位:英エリザベス女王の即位60年で祝賀行事
(得票率56.84% / 得票数3,369)

日本国内のニュースを含めても、数少ない慶事ですなあ。

日本の天皇陛下と違って、政治的な発言をすることも多く、
また息子や孫のゴシップ記事もしっかり出てくる英皇室ですが、
そんななか女王を60年…心中察するに余りあるとともに、
ものすごいバイタリティですなあ…。



5位:ミャンマー議会補選でスー・チー氏当選
(得票率56.84% / 得票数3,342)

ここ1〜2年、急速な民主化が進むミャンマー。
その象徴たるスーチーさんが議員になって、アメリカに行って
オバマと会談することも出来た…過渡期とはいえ、喜びもひとしおでしょう。

しかしこれだけ早いと、どこまでホントなのか、外野で見てても疑心暗鬼になる。
まだしばらくは、国際的な監視が必要でしょうなあ。



6位:露大統領にプーチン首相が当選
(得票率55.27% / 得票数3,250)

一方こちらは、ゴルバチョフやプーチンの時代からは考えられないほどに
共産主義・独裁政治に逆戻り。
前任のメドベージェフさんとのツープラトン関係も切れたとか切れないとか…
それもプーチンにとっては好都合なのかも…。

こっちも、しっかり監視しないといけませんな。



7位:大型ハリケーン「サンディ」、米で死者100人以上
(得票率51.90% / 得票数3,052)

「海外の台風型低気圧被害」のニュースを見る度に思うんですが、
日本の台風被害と比較して、犠牲になる人の数が一桁…時には二桁多いですよね。

低気圧の強さが違うのか、陸地が大きいぶん被害も大きくなるのか、
日本の防災対策がハード・ソフトとも他国の先を行っているのか…
いずれにせよ、こういうことには日本の技術を惜しみなく活かしてあげてほしいものです。



8位:シリア内戦が泥沼化
(得票率50.09% / 得票数2,945)

収束の気配は全くなく。

これに対処する国際社会はというと、
国連が、この件に限らず相変わらずの
「米英仏(武器商人)vs中露(対話解決派の皮を被った武器商人)」
ですから、余計に解決が延びているわけで。

このままだと、人口ゼロになるまで終わらないんじゃないか…
なんて穿った見方もしたくなる。



9位:NASA無人探査車が火星に着陸
(得票率46.16% / 得票数2,714)

…すっかり意識の彼方でした(苦笑)。
来年は、こういうニュースがワンツーフィニッシュを飾れるようになってほしいものです。



10位:スペインがユーロ圏に金融支援要請、欧州の財政・金融危機続く
(得票率37.86% / 得票数2,226)

スペインにしてもギリシャにしても、税金で救ってもらうのに、
末端市民はえらそうな態度。
政府の放漫財政が原因と言えばそれまでなんですが、
そんなお金の恩恵を一つも受けてませんか?って話です。

たぶん、欧州の他国からすれば
「ユーロってのは名前だけで、マルクで救うんだよ」
(ドイツ国民の場合)
みたいなナショナリズム的な感情がありありなんでしょうなあ。



総評…日本と同じように政権が変わった国が多々ありました。
独裁からの開放、財政構造への不満など、理由は多々ありますが、
ランキングには入っていませんが、「アラブの春」が成功したはずの
エジプトで、新しい大統領が以前とは逆ベクトルの独裁に走った結果
「再革命の機運」みたいなのがくすぶっているように、
マイナス面・弊害ばかりが目立っているような気がします。

どれも一朝一夕にはいかないでしょうけど、
来年は少しでも熟成すればいいんですが…それが世界平和の礎にもなりましょう。


ではでは。
posted by いなちゃん at 15:00 | 香川 ☁ | Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の私感2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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