・讀賣新聞『2011年読者が選んだ10大ニュース』に一言ずつ。
今日は〔世界編〕を…。
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元記事はこちら → 「2011年読者が選ぶ10大ニュース(海外編)」
(各見出しに、個別案件をリンクしています)
1位:タイで洪水被害、日系企業も大打撃
(得票率90.59% / 得票数6,708)
日本の民主党じゃないけど、タイのインラック政権が
全く以て後手後手に回ったことによる「人災」の面もありましたよね。
で、今はどうなっているのでしょう…全く伝えられていませんよね。
2位:ウサマ・ビンラーディン殺害
(得票率84.67% / 得票数6,270)
パパブッシュ政権以降、アメリカの一つの柱だった
「テロリズムとの戦い」の、一つの区切りではあるんですが、
まだまだ続きます…かね?
アラブでの独裁政権崩壊後のごたごたも含めて、
「混沌」という言葉がしっくりくる世界にますますなってきました…。
3位:チュニジアで長期独裁政権が崩壊、
エジプト、リビアにも「アラブの春」
(得票率74.64% / 得票数5,527)
一方で、シリアのアサド政権のように弾圧・虐殺を続けて体制維持を図る政権もあり、
また…どこかは忘れましたが(旧ソ連邦の一つだったと思う)、
長期独裁政権でも民に向けた政治がしっかりしていて、
高い支持率を保ったままの例もあり…一概に長期独裁が悪いともいえず、
日本人的な考えでは測れないこと…難しいですね。
4位:ニュージーランド地震で日本人28人を含む180人以上死亡
(得票率71.94% / 得票数5,327)
日本のなでしこジャパンが女子ワールドカップで優勝したように、
ラグビーワールドカップではニュージーランド代表…オールブラックスが優勝。
災害が起きたからって訳ではないんでしょうけど、
少なくとも逆境をプラスに変える力を、人間という生き物は持っているんでしょう。
しかし、12月に入ってからも同地では大きな地震が発生…
地殻活動の一環が地表面に出てきて、人間の生活に影響を及ぼすのが
「地震」ですから、起きること自体はしょうがないのですが、起きてからの対処…
日本編でも書きましたが、それをホント、考えさせられる一年でした…。
5位:ユーロ危機深刻化、欧州各国に波及
(得票率71.76% / 得票数5,314)
「呑気なギリシャさん」だけが目立っていますが、日本も対岸の火事じゃない。
しかし、民主党政権以降の予算…単純計算してみたら、55年体制で積み上げた
いわゆる「国の借金」と同額を、12年で超える算段…何やってるんでしょうね?
6位:中国高速鉄道で追突事故、40人死亡
(得票率68.14% / 得票数5,046)
事故車両埋めてみたり、ころころ事故原因が変わってみたり…
でも、福島の原発事故なんか見ていると、鬼の首獲ったような批判もやりにくい…。
7位:米アップル社のスティーブ・ジョブズ会長が死去
(得票率56.34% / 得票数4,172)
個人的には、なんの感慨もないニュースですが(アップル製品ひとつも持ってないし)、
パソコンの原型を作ったり、シリコンオーディオを世界に広めたりと、
大きな業績があったのは紛れもない事実ですから、この順位なんでしょう。
8位:世界人口が70億人を突破
(得票率55.19% / 得票数4,087)
しかし日本は、今や「人口減社会」。
不思議なものですね。
9位:中国が日本を抜き世界第2の経済大国に
(得票率53.17% / 得票数3,937)
この数値はあくまで「国内総生産額」…一人あたりは、まだ日本の10分の1。
人工差があるものの絶対値を考慮せず比べるのは、いかがなものかとは思いますが、
中国という国が経済大国化しつつあるのは事実。
政治体制が、それだけの責任と自制を持つ国ならいいんですが、
そうではないだけに「なんだかかなあ」って気持ちになりますね。
10位:英ウィリアム王子が結婚
(得票率52.79% / 得票数3,909)
チャールズ皇太子が不人気なのもあって、イギリス国内では
このご夫妻に次期王座に座ってほしいとの声が大きいとか…。
果たしてどうなるんでしょうか…。
総評…ビンラーディン殺害の段でも書きましたが、「混沌」がますますしっくりくる世の中。
せめて、明るい話題で混沌となればいいのですが、そんなうまい話があるはずもなく…。
明るく迎えたいけど、どんよりしてしまいますね。
ではでは。