・讀賣新聞『2011年 読者が選んだ10大ニュース』に一言ずつ。
今日は〔日本編〕を…。
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元記事はこちら → 「2011年読者が選ぶ10大ニュース(日本編)」
(各見出しに、個別案件をリンクしています)
1位:東日本大震災 死者・不明者約2万人
(得票率98.79% / 得票数11,075)
もういちいち論評しません。
ただひたすらに、亡くなった方のご冥福を祈るとともに、
1日も早い復旧・復興を願うばかりです。
2位:サッカー「なでしこジャパン」世界一
(得票率95.19% / 得票数10,672)
今年もくらいニュースばかりだった日本にあって、数少ない慶事。
そんな中、明るい希望を与えていただきました。
特に決勝は、これまで1度も勝ったことのなかったアメリカを破っての優勝。
どんな壁にも、あきらめず向かっていけば道は開ける…の見本でしたね。
3位:福島第一原発事故で深刻な被害
(得票率92.27% / 得票数10,344)
再生可能な発電方式が大きく取り上げられる原因にもなりました。
個人的には、何度も何度も書いていますが、
「必要悪」として安全面を強化しつつしばらくいてもらい、
その間にもっと効率的な次世代発電方式を研究・開発してもらい、
そう遠くない将来、スムーズに発電方式が交代できるような体勢をとってほしいです。
「今日変えろ明日変えろ」というのは、あまりにもお花畑過ぎます。
また、政府の初動のまずさや、東電の企業体質など、
様々な負の側面が見えたニュースでした。
でも…一番の負の側面は一般市民に見えたかも。
それまでさんざん恩恵を受けてきた人々がころっと掌を返してみたり、
「政治は結果責任」ということを忘れたいわゆる「ジミンガー」が
雨後の筍のごとくそれまで以上に出現してみたり。
…民主党が政権を取れた理由が何となく分かる言動でしたな。
4位:大相撲で八百長発覚、春場所中止に
(得票率67.60% / 得票数7,579)
日本の国技にして伝統芸能でもある「大相撲」。
いわゆる「スポーツ」とは違うところが多々ありますから、
致し方ない面もないことはないんでしょうけど、時代は21世紀。
小手先の再発防止策じゃなく、未来志向(どこかの国との関係みたいだな笑)で、
相撲はどうあるべきか考えていけば、意外と解決は早い気がするんですが…。
5位:新首相に野田佳彦氏
(得票率63.76% / 得票数7,148)
ちなみに、去年の5位は菅首相誕生のニュース。
野党時代
「1年ごとに首相がコロコロ変わるのでは、日本は信頼されない」
が口癖だったはずの民主党。
何処行っちゃったんでしょうか?(嘲笑)
総選挙後2年で3人目の首相ですが、今や党内での力すらなく、もはや風前の灯火。
で、現首相は…はっきり言って「鳩菅以下」。
早く次の総選挙やらないと。
6位:スカイツリー「世界一」634メートルに到達
(得票率58.58% / 得票数6,567)
…呑気なもんですな。
…平和なもんですな。
…どうでもいいですな。
…東京ローカルでやってください(嘲笑)。
7位:大型台風上陸相次ぎ記録的被害
(得票率47.17% / 得票数5,288 )
紀伊半島では土砂崩れによる天然ダム湖が数か所出現したり…
東日本大震災で避難した方の仮設住宅でも浸水被害が発生したり…
おいらの住む香川県東かがわ市でも、避難勧告が出た地区がありました。
自然が相手なので、災害発生自体はしょうがないと言えばそれまでですが、
少なくとも災害発生後以後如何に生き延びるか…を考えさせられた1年でしたね。
8位:大阪ダブル選、「都構想」で共闘の
橋下氏が大阪市長、松井氏が府知事に初当選。
(得票率44.77% / 得票数5,019)
果たして上手くいくのか否か…
おいらは、全くではないですが「支持しない側」の人間なので、
生暖かく見守るだけです。
一言だけ言っておきます。
「既得権益を壊すには、新たな権益を作るしかない」
9位:テレビ放送が地デジに移行
(得票率44.28% / 得票数4,964)
おいらは、家の地デジ化を機に、すっかりテレビの嗜好が変わりました。
それまでは地上波のバラエティばかり観ていたのが、
BSの旅・紀行・芸術系の番組を観ることがむちゃくちゃ増えました。
おいらと同じように、地上波番組のばかばかしさを知った人が増えたのではないでしょうか?
で、そのBS。
BSフジやBS11を筆頭に、誰も求めていない韓流番組とテレビショッピングの嵐。
先頃宮アあおいさんとの離婚を発表した高岡蒼佑さんのように、
偏向テレビ局を批判した(決して韓国のテレビ番組を批判したわけではない)人間が
テレビ局の誹謗中傷にさらされ干されるなど、「テレビ局の公正中立」が
ウソデマカセでしかないことを、改めて知るきっかけが「地デジ化」だったかもしれませんね。
10位:節電の夏、37年ぶりに電力使用制限令
(得票率36.38% / 得票数4,079)
よく「原発なくても夏乗り切れたではないか」という声を聞きますが、
これはまさに本末転倒。
昨夏以前と全く同じ使い方をして乗り切れたのならそう言っていいのですが、
節電思考の高まりでLED電球の消費量が増えたり、
サマータイムや休日出勤を導入してピーク時使用量を抑える動きが各所で見られたり。
「無くてもいけた」ではなく「無理矢理にでも使わかった」だけ。
次世代発電が出来た、じゃあ湯水のように使おう…もダメですし、
少なくともこの先10年20年は、次世代発電方式は主流にならないでしょうから、
すくなくとも10年単位で、今年の電気の使い方を「いつもの使い方」に出来るかどうか。
少なくとも40年間、原発に頼り切ってたっぷり使ってきた電気を
大災害だったとはいえ、一つの出来事だけでくるりと変えるのは、
並大抵のことじゃないですぞ。
総評…今年は何かにつけ「大震災の影響」で全てが許されるような年でした。
しかし、来年以降はそういうわけにはいきません。
特に政治…こういう時こそ、政府や国がしっかりしないといけないのに、
民主党政府はなにも出来ず…情けない限りです。
来年こそは、明るい一年になってほしいものです…。
ではでは。