・津波警報発表基準の改定案まとまる
の一本で。
1)東日本大震災による巨大津波による被害拡大の一因に
現行の津波警報にもあるとの指摘を受けて議論されてきた
見直し・改定案の骨子がまとまりました。
「<津波警報>改善、来年中に開始へ 8→5段階に簡素化など」
(毎日新聞−Yahoo!ニュース)
「津波警報・情報文の改善案」
(「津波警報の発表基準等と情報文のあり方に関する検討会(第2回)の概要について」より)
「津波警報・注意報、津波情報、津波予報について」(現行基準)
(いずれも「気象庁HP」より)
個人的には、警報発令基準に責任はないと思っているのですが、
現地で被害を受けた方の中には疑問を抱いている方もいらっしゃいましょうし、
被害を受けていない人間が言ってもしかたないから、そこはスルーします。
概要は…
・波高による細分を8分割から5分割に簡素化
・発令時の発表・それをうけて報道する際の文言の見直し
といったところでしょうか。
語弊を承知で言えば、これがプラスに作用するかマイナスに作用するかは、
東日本大震災ほどではなくても、人的・物的被害が発生するような
大きな津波が少なくとももう一度襲ってこないことには分かりません。
そしてなにより、これをプラスに働かせるには、
我々が新基準によって発令された警報をしっかり受け止め、
行政の避難指示・避難勧告がなくてもきちんと行動をとること、
それにかかっています。
「見直しがされ始めた時」にも記事にし、そのときにも書きましたが、
現行の津波注意報レベルでも、きちっと自主避難する人々もいれば、
逆に、改訂後に大津波警報が出ても避難しない(≠避難出来ない)人も必ず出てくる。
今回の震災で亡くなったり行方不明になった方はおよそ2万人いますが、
そのうちの約92%強の方は「津波死」とされています。
「震災死者の92%水死、津波被害60歳以上6割…警察庁まとめ」
(4/20付け・yomiDr./ヨミドクター(読売新聞))
少々古い記事ですが、1万3千人を検死した結果ですから、
そうそう比率は変わってないでしょう。
勿論、ほとんどの方々は逃げる途中に亡くなってしまったのでしょうけど、
それでも少なからずいるであろう
「逃避行動をとらずに(≠とれずに)亡くなった方」
「ほんの数分逃げるのが遅かったために亡くなった方」
を少しでも減らすために、国から投げられる「改訂」というボールを
しっかりキャッチし、今後に生かさないといけません。
少なくとも、何もせずに「無駄な改訂」というのは止めましょ。
ではでは。


